鎌倉彫後藤会













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No.12


No.11



花器 「踊」

高松塚古墳壁画保存のニュースが伝えられていました。遥か昔、実物を見た印象が蘇りました。
あの裳裾が動いたら!
それがヒントでした。踊るイメージと花を入れる実用性を考えながら、何とかまとめる事が出来ました。  神下和當


上面と側面は別扱いの作品が多い中、この作品は上面と側面とのつながりがあり、彫刻立体作品としての完成度のある秀作であると思います。

どの方向からも、リズミカルな面が見えてきます。  会長


花器 「桜」

古木の太い幹の分かれ目に咲く可憐な桜に感動した時、丸型花器の素材の魅力と重なりました。
何度も桜並木に身を置き、デッサンをし、一杯になった感動を研ぎ澄まし、ぶつけました。  鴨下依和



木地の上部に思い切りよく縦のカットを入れたことで、小さめの円柱形の木地がすっきりと、しかも厚みを感じる力強さを合わせ持った作品になりました。

彫りの量、深さ、表現ともぴったりと一つにまとまっています。  会長






花器 「遊」

花器木地に内筒が付いていたので、思い切って横三つに切断し、置く場所の雰囲気で、高さや組み合せを変えて楽しみたいと思いました。
塗り色をグレーにしたのは、どんな花にも調和するために選びました。 
             酒井方依



元の形が四角柱という直角、直線の形であるため、それを分割、切断し、ずらすという事が効果的であったと思います。

形を大きく分割し、それを連続、対比などの関係を持たせてデザインしていくことは、おもしろいと思います。  会長


花器 「包」

制作にあたり、野の花を生けて映える花器にしたいとの思いで取り組みました。

そのため木地の形を出来るだけ崩さずシンプルに・・・と中心に大きくカットと彫りを入れ、左右を包み込む様なイメージで彫ってみました。 宮川水香



縦に二分割するという大きな構想から、二つのパーツの関係が考えられるようになります。
そこからデザインへと発展していると思います。 会長






花器 「しゃぼん玉」

サンスベリアの直線的ラインが美しい。それがヒントで形が決定。

スリムな木地にひねりを加え、彫り進めるとスーッと上に登っていく感じが出た。
フワッと何かを飛ばしたくなった。

金色のしゃぼん玉が風に漂い始めた。  上村基和


木だからこそ表現できる面の形と、円柱の木地に作り出された面の連なりの美しさが感じられます。
全体の姿もよくバランスがとれています。 会長


花器 「羊歯葉のレース」

磁器や織物などにも見られる魅力ある羊歯模様。
亡くなった母の供花の水をかえながら、繊細で青々と涼しげな羊歯を見つけ、ふと、是非これを花器に彫ってみたいと思いました。
三角形の形の美しいものを選んで。  石川雅子


形の大きな変形や、彫り、強いデザインの多い中、この作品には「靜」の表現でありながら、ぴしっと神経を通した一つの「強さ」が感じられました。
                  会長






花器 「萌え」

木地の角柱と同じ粘土の原型を作り、いろいろな形を試しました。
形が決まると、それを引き立てながら動きのある図柄ということで出来上がったのが、この作品です。
何の花が映えるのか楽しみです。  木村桂方


やわらかな動きを持ちつつも、しっかりとした量感を持った花器です。
この作品は形作りに完成度が高く、文様の彫りなど細部にまで神経が通っています。                  会長


花器 「晩秋」

まず花が主になる様に考え、庭の片隅に真っ白な実をつけた「やつで」に決め、写生しました。
木地の上の角二辺をやつでの茎として穴を開け、取っ手にし、胴体をまるめ、葉二枚で全体を包み込み、中心一箇所に実を付けました。          橋茘方


創作展においては、与えられた木地の形を生かしたデザインも大切にしてほしい点ではありますが、角柱の木地からここまで完成度の高い形を作ることへの意欲と集中力はすばらしいと思います。   会長






花器 「曙光」

磁器の冷たく透き通った質感とは違い、木の温かさとシンプルでスッと伸びやかな形をイメージしました。

シンプルにしようとする程、形作りは難しく苦労しました。
色は旅先に見た夜明けの素晴らしさを表現しました。 福田須美円


求める完成の姿のイメージがはっきりとしていることは、創作においてとても大切なことです。
そのイメージに向かい、確かな技術と目により、美しい花器が作り出されました。  会長














花器 「裂」

安定のよい角柱を選び、油土で造型、捻ったり、削ったり、木の中から陽の陰影に輝く思い出のグランドキャニオンを彫り出す。

そして、5月創作展の片隅に、塗り上がった花器と再開。

庭の突抜忍冬か、のうぜんかつらを風に揺れるまま生けてみたいと思った。                          渡辺和椙


四角柱の一辺の角の部分のみに入れられた深い彫り込み。

これが残された四角の強さとぶつかり合い、とても強い力を表現する立体作品となりました。                  会長





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